『 悪と仮面のルール 』 映画感想


封切初日
1月13日に
鑑賞しました

あまり映画を
観る向き
では ないですが
観てよかった
と 思いました

悪と仮面のルール 公式HP






ここからは ネタバレまで
書いてしまいそうなので
鑑賞前の方は
読まないでください





ここからは ネタバレです
映画鑑賞予定の方は読まないでください








反社会的な 存在を
「邪」と していて
登場する 個々の思惑が
生きていく「真理」のために
蠢いている ような展開です

この「反社会性」や「真理」が
実は 曲者で・・・

物事の
「善・悪」 や
「幸・不幸」 など
性格付け をするのは
私たちの 主観だと いうこと

自分にとっての「社会性」は
実は 錯覚かもしれない と
示唆すること 

そんな想いを 観る者に
伝えることが
この映画(原作)の
主題の ひとつ
なのかもしれません


「香織」という 存在を
「潔白なもの」として 位置付けて
その攻防の関わり方から
登場人物に 個々の
生きていくための「真理」を
語らせる 展開です

それらは 主観では
善・悪の判別を していても
とても 説得力のある ものでした

いい意味で 灰汁の強い俳優陣が
魅せる 映像でした

セリフ以上に 語らせていたのは
「眼」だと 思いました

繰り返し 「眼」の映像を
見せていました

少年期を過ごした「館」の調度品や
顔にあてる照明の使い方にも
こだわりが あるようで
光がもたらす「明暗」の迫力は
映像ならでは・・・です

よく 映画賞で
美術賞? や
照明賞? など
あると思います

素人ですが
その受賞価値はあると
思いました


そして
観終わって まず感じたのは
最後(最期)まで
「悪」を貫いた「個」は
いなかった ということでした

サスペンスとしては
どこか 救いが あったような
終い方だった ような気がします


ラブストーリーとしては
観る側に 任されたような
感覚です

自分としては 良かったとは
言い切れない 気分に
なっているので
やはり 悲恋でしょうか

恐らく
個々の「恋愛観」を
試されていると
思います

もしかすると
「死生観」まで
試されているのかもしれません



原作も 脚本も しっかりしていて
俳優陣や 製作スタッフにも
見染められた 見応えのある映画だと
思います

上映館が 少ないのは
もったいない 気がしました

とても 観る価値のある
映画だと 想います



そして
肝心の「追憶のふたり」は
エンドロールと一緒に流れる
展開でした

映画のラストシーン
ようやく 語り合う ふたり

余韻を残すように
それぞれに
生きていくことを
確認し合う ふたり でした

お互いを 認識しているのに・・・

ふたりとも
安堵したような
決意したような
優しい「眼」でした


「追憶のふたり」は
その余韻を 引き継ぐ役目を
果たしていました

このストーリーの最後
映画館の 音響で
聴かせてもらって
どこまでも 潔白な 香織の気持ちを
歌っている と思いました


エンドロールの 画面に
追憶のふたりの「歌詞」が
表示されているのを 観たとき
その歌詞は
この映画の 一部になっている
と思いました

監督さんは そうすることが
映画にとって 必要なことだと
考えられたんだ と思います


映画館に響く その歌声は
やはり 良かったです

「真夏の果実」や「糸」に
通じる 妖艶さまで
感じさせる 歌声でした


Uruさんが
2017年の ベスト3に
挙げていたのを
思い出しています


追憶のふたり 歌詞








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