スピッツ「 みなと 」の歌詞について考えてみました cover by Uru


2017.2.10.加筆修正
2月7日の投稿 を 2月10日に校正しました






ずっと 好きで聴いている曲「 みなと 」
Uruさんの 澄んだ透明感のある声に
相性が良くて 大好きな曲です


Uruさんが歌詞を
とても大切にしていることを知ってから
歌詞をよく読むようになりました

そして
ずっと 気になっている
「 みなと 」の歌詞の意味について
考えてみました


改めて 歌詞を眺めてみると
絵画的だけど
不思議な言葉が 並んでいることに
気付きます
とても 雰囲気のある歌詞です



まず「港」が額面通り
海の港なのか?
というところから始まって・・・

「遠くに旅立った君」?
「汚れてる野良猫」?
「謎の光」?
「ゼロから百」?
「あくびして走り出す」?
「錆びた 港」?

スピッツの草野ワールド炸裂な歌詞
ホントに凄い方だと思います


謎解きのような 言葉が
数多くあって
ひとつ何かに 当てはめてみても
曲全体で 成立しないことに
気付きます


私なりの解釈を書いていきます
理屈が破綻しそうですが・・・


この部分
朝焼けがちゃちな二人を染めてた
 あくびして走り出す

これは やはり
幼い日の登校シーンを
想像します
好きな異性との思い出・・・
歌詞にある「 あくびして走り出す 」の
初々しさ が 微笑ましい


そして 対になっている歌詞 の この部分
黄昏にあの日二人で
 眺めた謎の光思い出す

「謎の光」は 「 初恋 」?
これは下校時でしょう
好きな異性との帰り道
互いが 淡い「 初恋 」を意識する・・・

その感情が 「 初恋 」だと
理解できない 初々しい二人
そんな ふたりの心境を
「謎の光」とした・・・?

黄昏時
港から見える遠い光(灯台の光)を
なぞらえて「 謎の光 」と表現したのではないか


そんな風に考えたら
歌詞全体を 解釈できるような
気がしています

もうひとつ この歌詞は
時間軸が一定していないような気がして
そこも整理が必要だと感じてます


汚れてる野良猫にも
 いつしか優しくなるユニバース

「汚れてる野良猫」は 幼い日の「僕」?
港にいる現在の自分は成長し
回想の中の自分に
初恋を成就できなかった自分に
寛容になれている


そして
「港」は陸地の行きつくところ
海と陸を分かつ場所
人と人を別つ意識(気持ち)

そして回想の中の「君」と
港にいる「僕」は
過ごしている時間も違えています

思い出の中の初恋の「君」とは
「生活する場所」 にも
「気持ち」 にも
「時間」 にも
差異があって・・・

「港」は
いろんな要素の隔たりを
比喩していると考えてみました

君の居ない「 港 」は
港の役目を果たしていない・・・
そこを「 錆びた港 」として
歌う舞台としている


最後に
「遠くに旅立った君」
第一印象では
「君」は亡くなっています

なぜ
亡くなった「君」に会うために
歌を作り 錆びた港で歌うんだろう?
そこは 最後まで分かりませんでした


目を閉じてゼロから百まで やり直す

から想像しました
「僕」も亡くなっているんじゃないか・・・

「ゼロ」 の表現も
最初から気掛かりでした
「僕」も「君」も亡くなっているけど
生まれかわって・・・
もう一度(ゼロから)
「 謎の光(初恋) 」を
眺めたい(意識したい)・・・

「輪廻」のような
宗教観を示唆してるような
気がします

「汚れてる野良猫・・・」以降の歌詞が
最後に もう一度
繰り返されていることも
その表現(解釈)を
補強してるような気がしています


解釈を ここまで 書いてみて
何か 足りない 気がしています

「 君 」も「 僕 」も
亡くなっているのに
この歌詞の 世界観を 成立させるために
宗教観を持ち出しただけでは 足りないかな

そもそも 「 初恋 」も どうなのか

とりあえず ここまでしか
思いつかないですね

またUruさんのカバーを
聴きながら 楽しみながら
この難解な スピッツを
締め切りなし で
考えたいと思います




そして
Uruさんは どういう気持ちで
カバーしたか 知りたくなります

この曲は スピッツが
2016年4月27日に発表しています
その曲を Uruさんは
5月31日に公開しています

これは 間髪入れず
カバーしたんですね

デビュー目前
多忙だったはずで
練習する時間など
なかったはずなのに
この質感(クオリティ)で
歌い上げるとは・・・


カバー曲の最後の方は
予定されていた曲が多かったと思いますが
そこに割って入ってきた「みなと」

スピッツのことも 相当好きなのと
歌詞を 俯瞰してみると
Uruさんの 気持ちに
訴えるモノ が あるような気がします

ホントに 素晴らしい歌詞です


船に乗るわけじゃなく だけど僕は港にいる
知らない人だらけの隙間で 立ち止まる
遠くに旅立った君に 届けたい言葉集めて
縫い合わせてできた歌ひとつ 携えて

汚れてる野良猫にも
 いつしか優しくなるユニバース
黄昏にあの日二人で 眺めた謎の光思い出す
君ともう一度会うために作った歌さ
今日も歌う 錆びた港で

勇気が出ない時もあり そして僕は港にいる
消えそうな綿雲の意味を 考える
遠くに旅立った君の
 証拠も徐々にぼやけ始めて
目を閉じてゼロから百まで やり直す

すれ違う微笑たち
 己もああなれると信じてた
朝焼けがちゃちな二人を染めてた
 あくびして走り出す
君ともう一度会うための大事な歌さ
今日も歌う 一人港で

汚れてる野良猫にも
 いつしか優しくなるユニバース
黄昏にあの日二人で
 眺めた謎の光思い出す
君ともう一度会うために作った歌さ
今日も歌う 錆びた港で 港で 港で








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